麻雀の点数計算の基本
麻雀の得点は、**「符」と「翻」**という2つの要素で決まります。
符は手牌の構成やアガり方によって与えられ、翻は役の種類やドラの枚数によって決まります。
例えば、子で30符1翻の手は1000点、50符で2翻の手は3200点となります。このように、符と翻の数が得点を左右するのです。
では、符計算の詳細について詳しく見ていきましょう!
符計算の詳細
麻雀での符計算は、アガリ手の形に基づいて行われ、以下の要素で構成されます:
副底(フーテイ)
副底(基本符)は、ツモでもロンでも関係なく、あがった際に20符が基本として加算されます。
これは、ほぼすべての手に共通する基本的な符であり、ここから他の符を加算していきます。
面子(メンツ)の符
面子の符は、中張牌(2~8)か么九牌(19字牌)のどちらで構成されているかによって符が変わります。
暗刻は、中張牌の場合は4符、么九牌の場合は8符
明刻は、中張牌の場合は2符、么九牌の場合は4符
槓子については、
暗槓は中張牌の場合は16符、么九牌の場合は32符
明槓は中張牌の場合は8符、么九牌の場合は16符
以上のような規則で符が加算されます。
雀頭の符
役牌の雀頭は2符を加算します。非役牌の雀頭は符の加算に影響しません。
アガリ方の符
ツモ和了の場合は2符を加算します。
ロン和了の場合、副露していない場合のみ10符が加算されます。
待ち形の符
単騎待ちや辺張待ち、嵌張待ちは2符を加算します。
これらの要素を組み合わせて符を算出し、その結果を基に点数計算を行います。次に、符と翻の対応表について説明します。
符と翻の対応表
親
符の種類 | 1翻 | 2翻 | 3翻 | 4翻 |
---|---|---|---|---|
20符 | – | – (700) | – (1,300) | – (2,600) |
25符 | – | 2,400 (-) | 4,800 (1,600) | 9,600 (3,200) |
30符 | 1,500 (500) | 2,900 (1,000) | 5,800 (2,000) | 満貫 12,000 (4,000) |
40符 | 2,000 (700) | 3,900 (1,300) | 7,700 (2,600) | |
50符 | 2,400 (800) | 4,800 (1,600) | 9,600 (3,200) | |
60符 | 2,900 (1,000) | 5,800 (2,000) | 満貫 12,000 (4,000) | |
70符 | 3,400 (1,200) | 6,800 (2,300) | ||
80符 | 3,900 (1,300) | 7,700 (2,600) | ||
90符 | 4,400 (1,500) | 8,700 (2,900) | ||
100符 | 4,800 (1,600) | 9,600 (3,200) | ||
110符 | 5,300 (1,800) | 10,600 (3,600) |
※こちらは切り上げ満貫の場合の点数になります
親の5翻以上
5翻 満貫 | 6,7翻 跳満 | 8~10翻 倍満 | 11,12翻 三倍満 | 13翻~ 数え役満 |
---|---|---|---|---|
12,000 (4,000) | 18,000 (6,000) | 24,000 (8,000) | 36,000 (12,000) | 48,000 (16,000) |
子
符の種類 | 1翻 | 2翻 | 3翻 | 4翻 |
---|---|---|---|---|
20符 | – | – 子(400) 親(700) | – 子(700) 親(1,300) | – 子(1,300) 親(2,600) |
25符 | – | 1,600 (-) | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) |
30符 | 1,000 子(300) 親(500) | 2,000 子(500) 親(1,000) | 3,900 子(1,000) 親(2,000) | 満貫 8,000 子(2,000) 親(4,000) |
40符 | 1,300 子(400) 親(700) | 2,600 子(700) 親(1,300) | 5,200 子(1,300) 親(2,600 | |
50符 | 1,600 子(400) 親(800) | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) | |
60符 | 2,000 子(500) 親(1,000) | 3,900 子(1,000) 親(2,000) | 満貫 8,000 子(2,000) 親(4,000) | |
70符 | 2,300 子(600) 親(1,200) | 4,500 子(1,200) 親(2,300) | ||
80符 | 2,600 子(700) 親(1,300) | 5,200 子(1,300) 親(2,600) | ||
90符 | 2,900 子(800) 親(1,500) | 5,800 子(1,500) 親(2,900) | ||
100符 | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) | ||
110符 | 3,600 子(900) 親(1,800) | 7,100 子(1,800) 親(3,600) |
※こちらは切り上げ満貫の場合の点数になります
子の5翻以上
5翻 満貫 | 6,7翻 跳満 | 8~10翻 倍満 | 11,12翻 三倍満 | 13翻~ 数え役満 |
---|---|---|---|---|
8,000子 (2,000)親 (4,000) | 12,000子 (3,000)親 (6,000) | 16,000子 (4,000)親 (8,000) | 24,000子 (6,000)親 (12,000) | 32,000子 (8,000)親 (16,000) |
実際の計算例
例①
東場 南家
平和ツモは一律20符
役はリーチ・平和・ツモなので3翻
子の20符3翻ツモは700・1,300
例②
東場 南家
喰い平和形(鳴いている平和の形)は30符
役はタンヤオ・ドラ・赤ドラなので3翻
子の30符3翻は3,900
例③
東場 南家
20符(副底)+10符(門前ロン)+4符(中張牌の暗刻)=34符(切り上げ40符)
役はタンヤオ・ドラ・赤ドラなので3翻
子の40符3翻は5,200
例④
東場 東家
20符(副底)+8符(么九牌の暗刻)+ツモ符(2符)+待ち形の符(2符)=32符(切り上げ40符)
役はリーチ・ツモなので2翻
親の40符2翻は1,300all
例⑤
東場 南家
20符(副底)+10符(門前ロン)+32符(么九牌の暗槓)=62符(切り上げ70符)
役はドラ・役牌(場風)なので2翻
子の70符2翻は4,500
まとめ
麻雀をはじめたての方は、まずは40符以下から順番に覚えていきましょう!
符計算は少々複雑ですが、点数計算を覚えることで戦略の幅が広がります。
ぜひ少しずつ覚えてみてくださいね!